計算しろ

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特殊相対性理論と最小作用の原理

世界間隔の積分を最小にします.(aは定数) イマイチこうだという説明は出来ませんが最小作用の原理なので半ば仕方がない気します. ざっくりした意味としては粒子ががまっすぐ飛んできたいような印象です.(個人の感想です) まっすぐ飛べば最短距離なので積分値…

Michaelis-Menten式と阻害剤

ミカエリス-メンテン式は酵素反応の反応速度を表す式です. とりあえず一番簡単でよく知られている阻害剤のないものを紹介します. 導出するためにするために必要な仮定は式2にまとめた2点です. 1,基質と酵素の複合体(ミカエリス複合体)の濃度は一定. 2,溶液中…

n次元球の体積と表面積

n次元球の体積と表面積の導出です. 色んな所に解き方が乗ってました(なら書くな) ガンマ関数の性質を使うと階乗に書き下せるんですが奇数と偶数で分岐して面倒なのでやってません. こんなこと考えてなんに使えるんだと思うかもしれませんが統計力学で状態数…

無限深さの3次元井戸型ポテンシャル

忘れていたのでまとめておきました. 変数分離も即興でできない自分自身が愚かしいのでしばらく解法は忘れないでしょう.(6)から(7)は割り算をして常微分にしています. (誤植:(7)の1行目のそえじがiになってるところはxです ) 全く関係ない話ですがevenの文字…

第3章例題1-3のPQ順序について(演習 場の量子論)

PQ順序とQP順序について混乱したのでまとめます. 古典力学ではHamiltonianの定義を次のようにしていました. H:=qp-L 古典力学では位置や運動量は力学変数でしたのでこの定義で十分です. しかし量子論では位置,運動量は演算子になるためHamiltoniannの定義を …